【海外の反応】ルイス・ネリ「井上尚弥は過大評価されていて、自信過剰で、平凡」

　以下は、BoxingSceneの「ルイス・ネリは井上尚弥を過大評価、自信過剰、平凡と呼んだ」という記事の、主にインタビュー部分を抜粋して訳したものになります。

　「井上は非常に優れたファイター(very good fighter)で、これは俺のキャリアの中で最大の試合だ。4つのタイトルがかかっている」とネリーはスペイン語通訳を介したインタビューでBoxingSceneに語った。「しかし、俺は井上の試合を見てきたが、井上は過大評価されていると思う。井上は平凡なファイター(ordinary fighter)だと思う。少なくとも俺にはそう見える。KOしにそこへ行くんだ。俺は判定を求めて日本に行くつもりはない」

　「俺は典型的なメキシコのスタイルを持っている。俺は前に出るのが好きだ。俺はパンチを打つのが好きだ。12ラウンド行く準備はできている。だが12ラウンドまで行かないことを祈る。早く終わって欲しいんだ。コンディションが整い、より強く、より速く、そして賢く、ハードな打撃を繰り出すネリの姿が見られるだろう」

　「井上は身体的には小さいファイターだ。他の選手たちと同じように、普通のファイター(normal fighter)だ」とネリは語った。「井上に勝てば今年一番の番狂わせになるかもしれない。井上は馬鹿じゃない。井上は戦い方を知っている。俺の意見では、井上は信じられない程じゃないが、一進一退の試合になる可能性ならある」

　「井上は速いファイターだということがわかった。井上は知的だ。見た感じパワーもある。それが井上の長所だ。井上の弱点は打つときに隙ができることだが、そこで俺の出番だ」

　「タパレスとの試合を見たよ」とネリは語った。「タパレスはB級ファイターだ。俺にとって、タパレスはイマイチだけど、10ラウンドももって、井上を苦しめた。おそらくフルトンが井上のキャリアの中で最高の勝利だろうけど、フルトンはそれほど多くのパンチを打たなかった。フルトンは怖がっていたよ」

　「日本ボクシングコミッションが俺を出場停止にしたという事実には、大して気にも留めなかった」とネリは語った。「向こうの奴らは、俺が井上と戦ったら儲かると判断したから禁止を解除したんだ。井上は個人的にこの試合を受け止めているのかもしれないけど、井上が何をしようが、何を考えようが俺には関係ない。終わったことは終わったことだし、歴史から消すことはできないからな」

　メキシコのティファナを拠点とするネリーは、世界の反対側でほとんどサポートを受けずに戦わなければならないことも気にしていない。

　「実際、その方が気が楽でいい」とネリは言った。「俺は無敗じゃないし、チャンピオンでもない。勝っても負けても問題ない。井上にはリスクがある…再戦条項がないからな。それは井上が自信過剰だからだ。井上は楽勝だと思っているだろうが、意外な出来事が起こることになる。俺はハードなトレーニングを積んできた。奴らがこの試合を受け入れたのは間違いだろう。奴らに勝てる要素はない。奴らは名誉のためにやっているが、この試合を受けたことを後悔することになるだろう」

　「何のパンチで、何ラウンドに終わるかは全くわからない」とネリーは語った。「だが、試合は間違いなくノックアウトで終わるだろう。俺が井上をノックアウトするか、井上が俺をノックアウトするかのどちらかだ。おそらく井上は俺のパワーを受け止めるアゴを持っているだろう。2019年の試合で井上がノニト・ドネアのパンチを受けるのを見た。ドネアが井上を殴って怪我をさせた。だが、俺はドネアよりも若いから、井上にプレッシャーをかけることができるだろう。俺相手なら話が違ってくる」

　「すべてが計画通りに行けば、ムロジョン・アフマダリエフとの試合が行われる可能性があって、それが俺の最後の試合になるだろう。引退することになるだろう。今の俺の人生において、ボクシングはとても退屈なものなんだ」

https://www.boxingscene.com/luis-nery-calls-naoya-inoue-overrated-overconfident-ordinary–182742